理想的な作業場とは
Make: Electronics という本(正確には忘れた)に「二度と立たなくていい」そういう作業場が理想だと書いてありました。
僕の机は、作業台を机にしているので、引き出しが一切ありません。その代わり下の空気が淀まないとか、PCが置けるとか利点はあるのですが、収納が問題でした。コレでは理想的な作業場には程遠い状態です。
色々既製品をあさってみましたが、「ドライバーなどの道具」と「パーツケース」を同時に入れられるようなコンパクトな棚がありません。そこで材料を買ってきて作ることにしました。
コーススレッドは,失敗した時にやり直し易いのが良いと思います.価格も安いし、家庭使用ではほとんどコレでオッケーです。背板は、RD420の防音箱を使います。
デザインは、こういう溝に棚板をはめ込んでいくタイプのモノを参考にします。ただし、ドライバー等をコンパクトに収められるように、もっとスケールを小さく作ります。
切削機で溝を掘る
ここで、RD420の出番です。直線に3.175 mmの溝をほっていきます.棚板が3mmのMDFですので、ちょうどいい摩擦力がかかります。コレを手でやろうと思うと、トリマーという道具とかなりの熟練が必要ですが、CNCならお風呂にはいっている間にやってくれます。
こんな感じで両面、20mmの間を開けてどんどん掘っていきます。力強いですね~。さすが私の月給以上のマシンです。防音箱のお陰で音は小さいし粉もあまり舞いません。
とりあえずひとつ作ってみる
以下が完成品の写真です。20mm間隔で溝が開いているので、高さが自由に変えられます。一番薄くした状態も、道具をしまっておくのにちょうどいい大きさです。
コレならばコンパクトに道具が整理出来ます。
一番上に乗っているのが100円ショップのパーツケース(300円分)です。あまり引き出しが良くないので沢山は使えないですし、引き手の部分が凹んでいるため、見た目より収納力はありません。が、ある程度の大きさの部品を入れておくことが出来ます。
高さだけ調節できるようにしておけば結構いろんなものを収納できる.
2つに増やしてみる
2つに増やしてみました。両面を掘ったSPFを使うと、どんどん横に増やしていくことが出来ます。
机の横なのですぐに手を伸ばして取れます。今まで机を立って取りに行っていたのが嘘のようです。
全体像です。CNCがあるといろいろ便利だし,既製品を買うよりも安くて柔軟なものができます.高かったけど買ってよかった.
No comments:
Post a Comment