Arudino は、単独で使っているときはそれほど壊れないが、別の電源を使ったり、違うモジュールと組み合わせたりしはじめると途端に壊れ始める。
モノづくりの立場から考えると、「どこが壊れたのか」「なぜ壊れたのか」というのも確かに重要だが、壊れる原因が分かっていてそれがヒューマンエラーの場合、「ああやっちゃったね」と数十秒反省した後、とにかく素早く交換したほうが全体の製作はスムーズに進む。
沢山安く用意したい場合は、Arduino Pro Mini を USB Serial モジュールの組み合わせがよい。8000 円ほどあれば 、中国から購入した場合、20 ほどの Pro Mini モジュールと、10 ほどのシリアル変換モジュールが手に入る。一方日本では Arduino Uno 一つで 3000 円もする。
壊れる箇所は様々で、電圧、電流によって三端子レギュレータが燃えたり、USB-Serial モジュールが燃えたり、ATMega328 のIC本体が燃えたりする。
Arduino UNO の場合、三端子レギュレータが燃えると基板のパターンも傷んでしまうので、ほぼ復旧は不可能だと思ったほうがいい。
ATMega328 だけなら IC を入れ替えれば動作するが、大抵ほかの素子も道連れに行ってしまっているのでこういう場合はケチらずに変えたほうが良い。LEDを光らせることはできても信号がうまく出ていなかったりとにかく予測不可能なことが起こる。
Arduino UNO は中国からバルク品を買えば 一つ $10 ぐらいが相場である。このくらいの値段で我慢できる場合はこれでよい。
もっと安く、しかも小型にしたい場合は、Arduino Pro Mini を買うとよい。少し設定が必要だが、USBシリアルとマイコン部が独立しているので片方が死んでも片方を交換できる。また、ロジックレベルを 3.3V にできるという利点もある。
さらに安くしたい場合、 Arduino を自作することになる。最小構成は ATMega328 の IC といくつかのコンデンサ、抵抗とあと水晶発振器(実際 Arduino Pro Mini の部品数は驚くほど少ない)だが、これを用意するのに200円程度とかなりの手間がかかることを考えれば、Arduino Pro Mini を使ってしまったほうがよいだろう。
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