TOMモジュールについて
データシートを見る限り、位相差を測っているらしい。あるレジスタにアクセスすれば、自動で(あるノードとの?)位相差を習得し、距離を返してくれるそうだ。使うだけならば問題ない。
Getting AT86RF233
このチップをモジュール化した Zigbit という製品が幾つか販売されているが、現在日本ではDigikeyから各種製品が購入可能。一つ $28程度と少し高いが、デュアルチップアンテナだったり、安定化のための回路がいろいろ付いている。日本国内でも製品として販売可能だそうだ。
一方で、Rasberry Pi の OpenLab が AT86RF233 の breakout を出している。コチラはDatasheet の Typical Application そのままの実装で、ICのほかはアンテナのみ。$10で販売している。チップ自体が$5程度なので、かなり安い。
Radino.cc というところが、Arduino Leonard に AT86RF233 を載せたモジュールを発売していて、ソフトウェアも公開している模様。これは、ATMega32U4 のインターフェースでUSBにも直接つなげる・・・らしいが、ソフトウェアを見る限り、RF233 のルーチンコードが見当たらなかった。SPI等のインターフェースは用意してあるが、プロトコルは全部自分で書くということだろうか?
とりあえず Zigbit のモジュールを2つ、OpenLab の breakout を 10 個注文した。
chibiArduino
chibiArduino というプロジェクトが AT86RF231 をArudinoで使うためののライブラリを公開している。231 は233 の一つ前のバージョンで、TOM module をサポートしないものだが、Migration from at86rf231 to at86rf233 というドキュメントがあるぐらいで、基本的な動作は一致している。中身を見ると、ほとんど重要なところは同じようだ。
実際、chibiArduino のコードを見ると、chb_drvr_init() の中身の動きが、ほとんどAT86RF233のデータシートと一致している。これをベースに TOM のモジュールをかけば Arduinoでもすぐに使えるだろう。TOM のモジュールは、TOMモードを on にするレジスタを書くと、自動的にカウンターを動かして距離を返してくれるので、そんなに大変じゃない。
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